今日は「杜のつどい」の年末お楽しみ会で恒例の餅つきを楽しんだ。杜のつどいができて10回目の行事だ。
毎年企画したり運営したりでこの時期は大忙しだったが、今年は役を終了させてもらったので、一般会員と同じくゆったりと楽しむつもりでいたのに、習い性となったのか、じっと椅子に座っていることができない。アッチコッチでうろうろ、何とも居心地の良くないものである。担当の係りの人たちはテキパキと仕事をこなし、今までのお楽しみ会よりもずっと多い150人もの出席で大盛会だった。杵と臼で餅をつく伝統行事を自分たちも楽しむのだが、若い世代や孫たちにも楽しんでもらおうと文化の継承もこの行事の目的にある。以前は学齢期前の小さい子がたくさんいて、餅をつく順番を待つ列ができたほどだったが、今日は小さい子の姿が見えなかった。なぜだろう?少子化の影響なのかしら?代わりに高齢化率35%にカウントされる会員が大勢だったのだろうか?
杜のつどいの会員は650人。人口13万人のうち4万人を超える高齢者、そのうちの650人だから2%にもならない。しかし小樽の元気印高齢者が介護状態にならず、健康寿命を長くしようと意識して外に出て、人と交わり会話し、楽しみ生き生きと暮らすことを実践しているのだ。この会の最大のポイントは高齢者自身が企画し運営しているところにある。会の目的はいろいろあるのだが、高齢者自身ができることを実行し社会に還元し貢献すること、社会貢献に大きな意義を置いている。街づくりの担い手としてできることはやろうじゃないかという目的意識がある。体力的にも精神的にも低下するのは致し方ないとは思うものの、意外や意外、心の持ち方で衰えをカバーできている人たちが大勢いる。現に昨日はボーとした顔をしどうしたのか?といぶかった85歳男性が、今日は餅つきの準備で、顔は生き生きとして機敏に行動し、言葉もはっきりしている。この現象は他の人でも時々目にする。病は気からと言われるが本当に実感し納得できる。言ってみれば杜のつどいすべてが認知症予防や健康長寿に結びつく。
これからも「杜のつどい」のいろいろをご紹介したいと思う。