FP相談室 第5回目 成年後見制度の勉強会

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「杜のつどい」で、1月・2月・3月と3回、「学び直しの成年後見制度」というタイトルで、学習しています。実は12月にも計画したのですが、内容が上手く皆さんに伝わらず出席者が少なかったので、シリーズで講座をした方が良いのかなと反省し再度計画しました。

1月には、制度の背景や環境、介護制度とのからみ等の内容だったのですが、全く初めて勉強する人にはなかなか分かりづらく、そもそも後見制度とは何か?というところからの勉強が必要だったようです。参加者の大半が市民後見人の養成講座を受けている方だったので「学び直し」の意味があり、一回聞いたってわからないのが普通だよ、何回も聞いてようやく理解できたのだから、とか、忘れていたことを思い出したよ、とか参加者の感想でした。

今日は2回目の講座で、初心者のために12月講座で準備した資料に手を加えて、更に解説して、なんとか大体の輪郭はつかんでもらえたようでした。声を上げ始めた当事者の会の言葉も読んでもらいましたら、多かれ少なかれ日常的に私たちもそうそう、とうなづけることで、皆、第一歩をすでに歩み始めているようです。政府も認知症者の増加に対応して本格的な対策の計画を、当事者の意見を聞きながら進めるということですから、今までなんとなく隠してきたことも、よくあることとして皆さんに理解していただけるような方向に、政策がとられるのでしょう。高齢者を見たら認知症と思えとか、3人に1人とか、2人に1人とか言いますから、認知症は特別視することのない普通のこととして受け止め、対応することになるのだと思います。

3回目の講座は3月27日(金)に予定しています。もし自分に自信が持てなくなった時どうしたらよいか、何を選択すべきなのか、成年後見制度を使うという選択肢の他にできることはないのか、に焦点を当てて参加者で話し合う予定にしています。

どうぞお近くの方はご出席ください。杜のつどい会員は参加料300円、会員外は500円です。

  • 「杜のつどい」は2007年~2010年にかけて数回の市民後見人養成講座を実施しました。市民後見人としての仕事を担当している方やした方が会員の中に若干数いるのです。