年度末のまとめの時期になっています。
「杜のつどい」の認知症予防教室は、10年間継続してきました。教室は月2回で、算数と国語を中心とした手作りドリルや音読の教室が3教室、ぬりえの教室もあり、全体で80人ほどが登録し、年間延べ1300人の方が受講しています。70代80代の生徒さんが中心ですが90代の方も数名いて、高齢者の健康づくりと交流に役立っています。よくぞこんなに長期間継続できたもの、と驚きです。「ボケ予防の講座ができない?」と言われ、やってできないことはなかろうと引き受けて、やりながら考える方式で試行錯誤しながら基本的なスタイルを作り、内容では各教室担当者の自由裁量部分の多い講座になっています。一年間の修了式は3月末に予定していますが、卒業はありません。全員翌年度も受講生になります。自主的退学や途中入学もあり、とても自由度の高い講座ですが、皆勤賞や精勤賞をほとんどの人がもらうという何とも素晴らしい講座になっています。新年度は11年目に突入するので、今以上に新たな魅力が付け加えられないものかと考えています。
「来夢」も新年度に向けての準備をしなければならないのですが、日常の生活の上に何を付け加えるか、一足飛びの冒険はとても難しいのです。脳力と時間、タイミング、スタッフ等々の諸要素がマッチしないと事は進行できません。停滞することなく、あまり欲張らずに、ガラパゴス化でもいいから何かを付け加えていければいいなと思っています。