一枚の写真

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山頂に立って背筋をすっと伸ばしにこやかにほほ笑んでいる女性の写真をいただいた。「秋に旭岳に登ってきたのよ。」とおっしゃる女性は「85歳の記念に」登ってきたというのだ。写真の日付を見ると9月の日曜日である。この方は「杜のつどい」の第1と第3月曜日の『はつらつ教室』に参加しているのでその中間の登山であった。前後の教室にはきちんと出席しているので言われるまで大きな登山をしてきたなどとは少しも気づかなかった。旭岳は途中までロープウェイがあるので登りやすいと言えば言えるのだが、私は途中でリタイヤして頂上まで行っていないので、なんとも残念。かなりの距離と勾配の登山道を登らなくてはならないけれど、彼女に触発されて再挑戦したい気持ちになった。85歳ねえ・・と感心する。はたして私は一日一万歩も歩けていない足腰を鍛え直すことができるだろうか。ストックウォキングもしばらくお休みしているし・・いろいろの言い訳が「登ってきたのよ」とさらりという言葉に負けてしまう。

「普段使っていない脳が使うことで活性化されて若返るし、何と言っても認知症予防になる」と言って10年間『はつらつ教室』を続けてきたのだが、いくつになっても挑戦の大切さを教えられた思いで大いに反省。当分の間、彼女の写真を机の前の壁に貼っておくことにしよう。すごいパワーをもらえそうな気がする。

  • 「杜のつどい」の認知症予防教室は、10年間継続してきました。教室は月2回で、算数と国語を中心とした手作りドリルや音読の教室が3教室、ぬりえの教室もあり70人ほどが登録し年間延べ1300人の方が受講しています。70代80代の方々が中心で90代の方も数名いて、高齢者の健康づくりと交流に役立っていると自負しているのですが・・。